アルケンに四酸化オスミウムを反応させると、二重結合が切れ、2つのヒドロキシル基が付きます。 この反応は以下のような反応機構で進行するため、これも syn 付加となります。 Exercise 次の反応の主生成物と考えられるものは何か?立体化学 も明確に示せ。(ただしラセミ体が生成すると予想される場合 反応例 15.1 アルケンとアルキンへの求電子付加 ハロゲン化水素の付加 HCl Cl R.A. Pacaud< C.F.H. Educ., 74, 1223 (1997). ベンジル位、アリル位やカルボニルα位の臭素化などよりも付加反応が優先します。 臭素化は塩素化と比べて立体障害を受けやすく一部の傘高いアルケンは反応が進行しにくいことがあります。ヨウ素は付加反応を起こしにくいです。 反応条件 溶媒 1molにつき2molの臭素を脱色するので、アルカンやアルケンと区別できる。 ヨウ素 I 2 では、アルケンに付加はしますが、平衡が反応物側に片寄っているので、もとのヨウ素 I 2 とアルケンに戻ってしまいます。結局のところ、アルケンに効率よく付加するハロゲンは、塩素 Cl 2 と臭素 Br 2 のみということです。 (ii) 水素の付加 (水素化)
ヨウ素ラジカルはかなり安定な一方、C-I結合エネルギーが小さいので、アルキルラジカルを生じるのは、トータルでは不利な過程です。 HClの場合は、Clラジカルがアルケンに付加するところは良いです。C-Cl結合は十分に強いので、稼ぎがあります。 76~86% CCH 2 CH3CH2 CH3 Me 3SiCl H2O CC H3 H 3 2 l +Hl CH 98% P. Boudjouk, B.-K. Kim, B.-H. Han, J. Chem. Synth., Coll. 2, 336 (1943). Allen, 5~10 ûC Org. Vol. 水素付加はアルキンからアルケン、アルケンからアルカンへと連続的に変化するが、ハロゲン付加はアルキンから一気にアルカンになる。 H-C≡C-H + 2Br 2 → CHBr 2 -CHBr 2.